資料からコースができるわけ

想定問答も、プロンプトも、
ゼロから書きません。

ほかのAIロープレ(AIロールプレイ研修)で止まった理由は、会話エンジンではありませんでした。教材化の手前にあることが多い、と私たちは考えています。手もとのPowerPoint・PDF・動画をアップロードいただくと、論点・一問一答・重要フレーズのたたき台まで、AIが切り出します。

人がやるのは、確認と、その回に取り上げる範囲の指定です。コース1本は、アップロードから最短20分です(目安20〜30分。資料の分量によって変わります)。

止まっていたのは、
会話エンジンの手前でした。

他社サービスから見直されたお客様からも、共通して伺う課題です。伺うのは、製品の優劣ではなく、設計の違いによって現場で起きたことです。汎用の生成AIでAIロープレを始めようとすると、導入ご担当が先に次の3つを書くことになっていました。

1

相手役と採点のプロンプト

モデルが変わるたびに、作り直しになっていた。

2

想定問答

資料の更新のたびに、問いと答えを書き直していた。

3

専門資料の入れ方

表・グラフ・注釈が崩れ、練習の論点が別物になっていた。

iRolePlayが先に用意しているのは、この3つに対応する層です。プロンプトは、想定問答は、資料の崩れは①と②が受けます。

アップロードいただくデータ

アップロードいただけるのは、次のとおりです。

  • 勉強会資料
  • セミナー動画・音声
  • 社内マニュアル・FAQ
  • 添付文書
  • PowerPoint・PDFなどのオフィスファイル
  • 画像化されたスライド

台本も、要約も、プロンプトも、事前のご準備は要りません。表の行と列、グラフの軸と数値、注釈も、ページ単位で読んでから論点にします。資料の作り(画像化や手書き注釈など)によって読み取りやすさは変わるため、精度の数字はこのページでは申し上げません。まずお手もとの1本でお試しいただくことをおすすめします。

資料が、コースになるまでの
6つの層

しくみページの工程1〜5は、アップロードから公開までの運用の順番です。下の6つは、その内側で動いている技術の層です。運用の工程3(扱う範囲を決める)と工程5(確認して公開する)は人が行うため、この表には入れていません。人が残る作業は、次の「人がやること、AIがやること」でご説明します。

資料がコースになるまでの6つの層と、それぞれの働き・御社がやらなくてよくなること・支える技術
何をしているか御社がやらなくてよくなること支える技術
① 読むPowerPoint・PDF・動画をページ単位でテキスト化します。表の行と列、グラフの軸と数値、注釈、画像化されたスライドも対象です。原稿起こし、スライドの手入力当社が自社開発した文書解析
② 専門用語を通す資料の表記ゆれを、業界に特化した専門用語辞書でそろえます。音声・動画は、誤変換を生成AIに渡す前に直します。用語辞書のプロンプト自作専門用語辞書と誤変換補正(音声側は特許取得
③ 切るトピックではなく、判断や説明が必要になる問い——論点——を取り出します。「何を練習させるか」の設計をゼロから書くこと会話解析・論点抽出(特許取得)
④ 一問一答を作る論点ごとに質問と回答のセットを作り、キーワード付きで記録します。想定問答の執筆質疑応答集の自動作成(特許取得)
⑤ 重要フレーズを決める「言えたか」を、単語の一致ではなく助詞を含む文の形で測る基準にします。採点基準と採点プロンプトの作成文脈判定(特許取得)
⑥ 相手役と評価役を分ける基盤モデル(大規模言語モデル)は相手役。評価は当社の評価レイヤーが担います。採点プロンプトの保守、モデル更新時の作り直し評価レイヤー(5層・特許取得)

※ 特許は新規性・進歩性の登録であり、性能を保証するものではありません。

切り出した論点は、5つの会話タイプと4段階の難易度に沿ってコースへ組まれます。型そのものの説明は、しくみへ。

製薬の例:
スライドと勉強会動画から

投入するもの

  • 製品スライド20枚(有効性の表、安全性のグラフを含む)
  • 社内勉強会の動画1本

自動で出るもの(3点セット)

  • 論点:「どのような患者さんに適しているのか」「既存の薬と何が違うのか」「安全性の面で何に注意すべきか」
  • 一問一答:初心者が先に口にする、短い問いと答え
  • 重要フレーズ:「治療上の有益性が危険性を上回ると判断した場合に」のように、助詞を含む文の形。単語が出ただけでは合格にならず、文の形で言えたかを見ます

管理者がやること

論点は禁止リストではありません。その回のねらいで選びます。適応外などを「扱わない例」として並べる書き方はしません。

金融では、同じ3点セットが、重要事項説明書の表と商品説明の動画からも切り出されます。業種が変わっても、層の順番は同じです。

人がやること、
AIがやること

コースづくりでAIがやることと、管理者の方がやること
 AI管理者の方
作るもの論点、一問一答、重要フレーズ、コースのたたき台
決めるもの取り上げる/取り上げない/条件つき
公開の前たたき台の確認・調整、公開

AIが作るのはたたき台です。「完全自動」とは申し上げません。所要時間は、アップロードから最短20分(目安20〜30分)。資料の分量や内容によって変わります。

あらかじめ、
お伝えしておきたいこと

限界を先に申し上げるのは、安心してご検討いただくためです。

  • 表・グラフの読み取りやすさは、資料の作りに左右されます。実測値の用意ができるまでは、精度の数字は出しません。
  • AIが生成するのはたたき台です。事実の最終確認は、人が行う設計です。
  • 特許は新規性・進歩性の登録であり、性能を保証するものではありません。
  • 想定問答やプロンプトをゼロから書く作業はなくなります。コースづくりそのものが無人になる、という意味ではありません。

できないこと・お客様側でのご判断が必要なことの詳細は、よくある質問にまとめています。

導入企業様での数値

質疑応答の作成時間

−85%

AIによる自動生成の効果——想定問答を書く作業が、確認・調整に変わった数値です

教育ご担当者の
トレーニング業務工数

1/6

導入前との比較

※ 業務時間全体の削減効果として、導入企業様より90%削減とのお声をいただいております。上記の「質疑応答の作成時間 −85%」は、質疑応答の作成業務に限定した数値であり、対象範囲が異なります。

※ 上記はいずれも導入企業様にご確認いただいた数値であり、当社が実験により算出した数値ではありません。すべてのお客様で同一の効果を保証するものではございません。対象・期間・測定条件などの調査設計は、ご商談時に個別にご説明します。

この層を支える技術

2013年から積み重ねてきた会話研究が、国内外での多数の特許取得に結びついています。教材をつくる層で使っている技術は、次のとおりです。

  • 一問一答(質疑応答集)の自動作成——特許取得の技術です。動画から要約と質疑応答を自動生成する機能として、2023年5月のリリースでご紹介しています。
  • 会話解析・論点抽出——話し言葉を文の単位で判定し、論点と質疑応答を取り出す、特許取得の技術です(技術ページ)。
  • 重要フレーズ(助詞を含む文の形)——単語の一致ではなく、文脈で「言えたか」を見る、特許取得の評価です。資料をアップロードいただいた時点で、論点ごとのたたき台になります(評価を行う5つの層の「文脈」)。
  • 評価レイヤー(相手役とは別)——相手役の生成AIではなく、当社の5つの層(特許取得)が評価を担います。5層それぞれの働きは技術ページに掲載しています。
  • 資料の読み取り——表・グラフを含むページ単位のテキスト化は、当社が自社開発した文書解析です。

※ 特許は新規性・進歩性の登録であり、性能を保証するものではありません。